アトリエmado

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木端(こっぱ)で工作

中之条ビエンナーレ行ってきました。運転嫌いの私が勇気を出していったのに、なんと、木曜定休!これから行かれる方どうか、お気をつけて下さい。

とはいえ、一部鑑賞できる展示があり、とほほと思いつつ、回りました。

ところが!

いや~。これで、充分くらい!いい作品観られました。

満足して、それからちゃらっと、温泉入って超お急ぎモードで帰りました。

サッカー息子の夕飯と送りがありますから・・・。

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さて、以前、madoの課外授業の木工工作で、お世話になった岩月さんから、極上のこっぱを、いただきした。

かなり凝ったある意味マニアックな(究極の)木工をされている岩月さんならではの、こっぱ。

屋久杉、神社のご神木、ブラックウオールナット、黒柿、レッドシダー、桐、カツラ・・・

極め付きは、

御蔵島の桑の木の根っこ・・これは、昔は、皇室関係しか使えない特別な木で、絶壁にはえてるため、命がけで採るそうで、昭和天皇のときは3人亡くなったという話もあるそう・・・。

その、極上のこっぱを使って、足利クラスは工作しました。

いろんな色や肌触りや重たさや、香りがあるねと。。。

味わってもらってから・・・。

そうしてる間も子どもたちは、はやくやりたくってうずうずしてる。。。

木工ボンドだけの予定が、岩月さんのご協力、お指導のおかげで、くぎやかなづちも。。。。

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この子はまだ、4歳。

ちいさな、やわらかい両手をまっかにして、かなづちや、くぎと格闘。

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気づくと、髪にべっとり木工ボンド・・・

わたくし、愛用のてぬぐいで、あねさま?かぶり。

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岩月さんは子どもたちのイメージをできるかぎりかなえてあげようと

額に汗しながら、限られた道具であらゆる技を駆使して下さり、

実際形になっていくのを観て、子どもたちの目がますます本気になっていくのがわかりました

でも、手出しは最小限。

子どもたちにできるかぎり作業できるように導いて下さいました

 

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やっぱ、小学生男子(笑)

こうした作品をどんどん、作っていく子たちの隣で、今日初めて、体験に来たIくん。

手が止まってる。「どんな感じかな?」と聞くと、

「何を作ったらいいか、わからない・・・」

消え入りそうな声。

「そうなんだ、そうだよね。とつぜん来て、さあつくっていいよ。なんでも!と言われても困るよね。

どうしよう・・・?何作ろう??っていうときに、ものすご~く脳を使って頭がよくなるから、いいんだよ。

いっぱい、悩んで。」といいつつ、

気に入った木を見つけて何に見えるかから、形をつくることや、

ビー玉迷路などいくつか、ヒントをチラッとお話しました。

Iくんは、おやゆびほどのかわいい作品を作りました

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胸に、御蔵島の桑の木ついてます!

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お見せできないのが残念。裏がとても凝っている車。

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しゃれてる~。

以前こっぱを使ったときは絵の具で着彩しましたが、今回は木の美しさを味わってもらいたかったので

色付けなし。

木の色の違いに気づいて模様をつくる子、形の面白さから、イメージを膨らませる子。

ともかく、、トントン、かんかん、くっつけるのが楽しかった子。。。

自然の素材は口ではうまく説明できないけれど、子どもたちに多くのことを伝えてくれるんだな。。。

ほとんど2時間。もうそろそろお片付けというと、それでも、もっとやりた~いという子(4歳の子も)

子どもの集中は45分と聞いたことがあるけれど、

madoでは、そうじゃない集中っぷりを、たびたび、目にします。

あ~。楽しかった。

感謝の気持ちでいっぱいの今日のmadoでした。