わりばしを削ってモノに、墨をつけて静物を描きました。
まず、ベンシャーンの、画集と、絵本をみせて、
墨の線ひとつ、
速い線、遅い線、強い線、柔らかな線・・・いろんな線で表現できることを感じてもらう。
「どうして、お顔がおっきくて、手が小さく描いてあるの?」
「あっ、いい質問ですね・・・。描きたいことや、描きたいところをしっかり描くとこうなったんだね・・・
そっくりに描こうと思わないでいいから、しっかり、よ~くみて描いてね。
それから、いつも言うことだけど、
画面の中にどういうふうに、モノを置いたらいいかも、気にしながらね・・・」
いろんなもの、ハサミ、メガネ、柿、鉄瓶、食器・・・。好きなものを選んで描きはじめた。
「窓の外の景色を描いていい?」
「いいよ~!素敵なこと思いついたね!」
窓際に移動して立ち上がって、外を眺めては座って描く。
これは年長さんの絵。いつも、女の子、リボン、☆、ハートなど大好きでその世界に住んでいる。
それはそれで、いいと思うのだけれど、この日はまったくちがう個性をみせてくれました。
力がこもったいい作品。
ベンシャーンの本を熱心に見る子どもたち。
足利クラスでは・・・。
この子は、とても描写力がある。
それで、少し早いけれど、
「これは、上から見たところだね。とてもよく描けている。じゃあ、斜めから見てごらん、ほら、ハサミの、厚さがあるよね・・・。」
と、立体に気づいてもらえるように話したところ、2枚目の絵
握り手のところほんとによく観て描いたね。
この2枚描いた子はやんちゃ。お習字の先生にことわられちゃったらしい・・・。
下の絵は、ベンシャーンの模写だけど、この太い線を出すために、「せんせー、カッター貸して」と、
自分で割り箸を削って、つぶして工夫していた。
気持ちがノったときには、素晴らしい集中力と個性を発揮してくれる。
ひとり、ひとり、まったく別の個性を持っている。
どの子も、みんな、素晴らしい、力を秘めている。
限られた時間のなかで、どこまで、ひとり、ひとりの子に向き合えるか、受けとめられるか・・・。
さて、話は変わって、先日「フライデーマラソンリレー」というイベントに高校時代の同窓生と参加しました。
オリンピックが決まって建て替えられる、国立競技場で
夜7時から10時までの3時間、6人でチームをつくり、たすきを回して駆け抜ける。
体調や家庭や、仕事・・・それぞれの事情をなんとか、調整して各地から集まった、「や~、何年ぶり?」の子もふくめた同窓生。
一周1450m、全力で走ってたすきを渡す。
なんで、同窓生ってこんなに楽しいの?
終わって新宿歌舞伎町の居酒屋で打ち上げ。笑ってしゃべって、笑って、笑って、しゃべって。。。。
日頃の、ウップンも忘れて。。。。
ああ~!
携帯も忘れて、なくしてしまいました!!!
携帯をなくした、数日間に、メールや電話を下さった方、知らんぷりになっていたら、
こういう事情でしたので、ご了承ください。ごめんなさい。
それから、佐野クラスの作品の一部の写真も、携帯とともに。。。(涙)