アトリエmado

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庭の花を描く

毎回、madoでは何かしら心にぐっとくることがあって、

あとでじっくりかみしめて書こうと思っていると書きそびれてしまうこと、たびたび・・・。

ああ、ともかく、書こう。

まずは一番最近の4月16日。

自宅の花を持って行きました。

初めにマチス丸木スマの画集をみせて、構図や色のはなしをする。

花を描きながらも花の周りの空気を描くこと、あるいは風景として花がある空間を描くこともできることを伝える。

マチスの画集をめくっていると、わあ~、きもいきもいと盛り上がる、小学低学年。

何かというと、裸体のデッサン。

見せないでという子と、見せてという子。

せっかくだから、ページもどると、みんなきゃあきゃあ、にこにこ。

madoでも、裸体デッサンする?と聞くと

「はやと、モデルやれ。ぶっといおちんこ描いてあげる」と女の子。

「いやだ~!先生、やれ。」と男の子

「え?私?いいの?」

「やっぱり、だめだめ」と男の子。(笑)

「せんせ~。早く描こう~」という子の一声ではじまった。

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さっきまでとは別世界の静寂。

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この子は花だけじゃなくって、風景の意識。

一枚目の絵は窓や、テーブルも描いてこれは2枚目。

今日の説明が伝わってる・・・

できた!というのでいっしょに、絵の具で描かれた左右のものの段階で、じっくり眺めて

Cちゃん、私は右と左とばらばらに別れちゃう感じがするんだけどCちゃんはどう思う?と聞いたら

黙って、大きくうなづいて、

そのあと、持ってきた絵にはクレパスの線が引かれて、絵が一つになっていた。

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この子は、ずっと頭にリボンを付けた女の子や、ねこやハートなどファンシーなものを描いていたのに、

本人いわく、てきと~にしてたら、こうなったって。びっくりすてきな絵。

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「ひまわり描いていい?」

「ひまわり??」

「お母さんが好きだったから。」

幼稚園の時にお母さんをなくしたTちゃん。しばらく絵を描けない時もあったけど、一年以上経って

はにかみ屋さんだけど、芯がしっかりした意欲的な女の子に育っている。

そうして、こんなに明るい絵が描けるようになりましたよ。(4枚目の作品も)