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「二十歳になったわたし」 足利市立美術館 親子のための講座

10月16日、足利市立美術館の親子のための講座、第3弾!

展覧会「作家たちの二十歳の原点」にちなみ

「二十歳になったわたし」というタイトルの講座。

今までで、一番難しかった~。

「今」を生きてる子供に、二十歳・・・大人になったらを想像してもらって表現に結び付けること。

いろんな人に、意見を求め、相談し・・・

その時も、

紅茶を飲みながら、友たちが「はたちって、いろんな、二十歳があるよね」といい、

一緒にいた人が、「わたし、偏差値で、大学選んでしまった・・・・もっと早い時期に、自分が好きなことって何か、考える機会があればよかった」と・・・。

これだ!

そうだ、こどもたちの「好き!、わくわくすること」を集めて

おぼろげでも

おおきくなったら・・・が、見えたらいいな。

尊敬するアーティストに

子どもの中にある無意識を顕在化させてあげて、いっしょに発見して楽しんで

着地点を変に現実に帰してしまわず

好きなもの、好きなことがいっぱいあって、幸せだねって。

あいまいであってもいいから、未来に希望と生きてく力を与えるワークに

と、、軸を示していただき、勇気がでた。

前日の雨で運動会が順延になり、キャンセルがでて

少人数になってしまった。

けれど、かえってお互いの顔がみえるアットホームな和やかな雰囲気。

お子さんたちから、好きなものを聞く。

ホワイトボードに書く。

初めは緊張気味に、手をあげて発言してた子も

そのうち、どんどん、言ってくれる。

「こねこ、5匹飼いたい」「こねこ?! 私も10月から飼いだしたところ!かわいいよね~」

「一回だけ、お金持ちになりたい」「え?一回だけでいいの?」

みんな笑う

「お金持ちになって、どうする?」

「ハワイに行きたい」  「ハワイに行って?」

「海につかる」みんな笑う 「・・・つかるの?・・気持ちよさそう~」

「シンデレラになりたい」 「かわいいお洋服着たいのかな」

「野球選手になりたい、・・・サッカー選手になりたい」

「からだを動かすのって楽しいよね~」

「ドイツ!」「イタリア」

ルーブル美術館モナリザみたい」

はじめチョコが好き、レンジャーものが好きと言ってたところから

どんどん、話はひろがって

さて、絵本にまとめよう

色画用紙や、厚手のトレーシングペーパーで、

絵を描いたり、コラージュしたり

ページの一部を切り抜いて下の色が見えるようにしたり

参考になる、アイデアはいうけれど

あとは、まったくの自由。

親と子と・・・

相談して、いっしょに手を動かす

描く人、貼る人

合作。

ほんとに、いい時間が流れていった。

皆さん、いい顔だった(載せられなくって残念)

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裏のページはお父さんの係・・・やるぅ~!

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出来上がった本を綴じて、うやうやしく渡すと、

にっこにっこでスキップする子。

順番に合評して、

最後にアップル社の

先日亡くなった、ジョブズ氏の言葉でしめた。

「自分が本当に心の底から、満足を得たいなら、進む道はただ一つ

自分が素晴らしいと信じる仕事をやる。 それしかない

そして、素晴らしい仕事をしたいと思うなら、進むべき道はただ一つ

好きなことを仕事にすること」

親離れ、子離れする前にこうして、一緒に作ったもの、時間、が

大切なものになったら、いいな・・・。