アトリエmado

ブログ

足利市美術館親子向けワークショップ 「ぱたぱた絵本」

5月15日足利市美術館にて、親子向けのワークショップ第一弾「ぱたぱた絵本つくり」開催しました

去年の暮れに学芸員の篠原さんにお話をいただいたのが、約半年前・・。

http://atoriemado.blog72.fc2.com/blog-entry-72.htm

l

2時間で絵本作り?時間的にむずかしいから、なが~くして、蛇腹に折る絵本は?

ふっと、思い付きで決めてしまったこと。

だいじょうぶ?わたし??

初めのころは、プレッシャーで知人に「この頃、元気ないね、大丈夫?」なんて、聞かれたりした。

篠原氏と何度も打ち合わせをして・・・

一組300円の参加費で、材料を賄わなくてはならない。ポスターカラーか・・?

発色のいい絵具にこだわりたい。。。

ダメもとでお願いに行った、画材屋さん。えのぐの協賛を快諾して下さった

この後、安くて質のいい紙探しも、協力してくださり・・・ありがとうございました。

マルニさんhttp://www.art-maruni.com/

いろんな紙を試し、試作を重ねてようやく、形が見えてきた

いつも、ゆるい私も、今回ばっかりは、ちがうぞ~。。。

2時間で完成しなかったら??

親御さんは手持ちぶさたにならないか??

不安は残しつつも、これは、かなり楽しそう!いけるかもとようやく思えて、当日を迎えた

30人を超える親子ワークショップ

年4回のシリーズは足利市美術館では初めてのことだそう・・・

こっそり、手のひらに「人」書いて飲む

初めにぱたぱた絵本の説明0515隰壽㏍・イ迢怜愛陷偵・DSC06292_convert_20110519121608

原画を観て、印刷された絵本との違いを楽しんでいただき

目を肥やしてもらおうと展覧会場へ

篠原氏の解説付きで参加者は熱心に観覧。

絵本を開いて、原画と見比べる親子の姿も見られました

いよいよ、制作。

特にテーマは決めず・・・描きだせない人のためにヒントをいくつか用意していたけど

それを伝えることもなく、

皆さん、どんどん、描きはじめる。

「私、猫、描くからお母さんは、草描いて・・・」

お子さんが下半分を力強く黒く塗って、お父さんが

上半分にカラフルなかわいいものを描いていく組

子供さんが熱中する姿を暖かく見守るお母さん。

花や動物を描くむすめさんの空にあたたかな光、鳥を描くおとうさん。

テーブルを回ってちょっと、アドバイスしたり・・

でも、そんなことより、ここ、いいね~! 素敵~! きれい!! かわいい~!の連発

後半、ボール紙を、表紙で包み、さらに本体に張り付ける作業

おとうさん、おかあさんの真剣な表情。

裏面も描きたいのに、乾かなくって、泣き出してしまった子

その、気持ち。。。わかる。

私も切なくなったけど、いっしょに表紙を貼って絵本が完成したら

笑顔に変わった。

約2時間・・・・

全員が完成した。

拍手が沸き起こった。。。。

前に作品を並べて・・・

0515隰壽㏍・イ迢怜愛陷偵・DSC06335_convert_20110519122327

一点づつ、講評。感じるままに一言づつ。

0515隰壽㏍・イ迢怜愛陷偵・DSC06349_convert_20110519121831

大切そうに出来上がった絵本を抱いて、ありがとうといって帰って行かれた参加者の方々。

あっと、いう間で、精いっぱい・・夢中だった私。

終わっちゃった。

これで、よかったのでしょうか?

ぼーっとなった私に、

初めてとしてはこれ以上ない出来。特に、最後の講評がよかったと、篠原氏

アンケートを見てみると・・・

全員が

楽しかった

わかりやすかった

また参加したいに、○がついていて

自由記述では、

*子供が自由にやらせてもらえてありがたかった

*親子共々楽しかった

*子供の知らない一面が見れて、びっくりした

*ほかの子供たちの絵を見るのも良い経験

*子供と参加できる講座が、これからも増えてくれるとうれしい

*こどもとコミュニケーションがとれて、いいと思う

*子供が自由で楽しそうだった

*普段できないことができてよかった

*大きな紙に表紙までつけた絵本はふだんのお絵かきとは別格の満足感が得られた

*素晴らしい企画で、市民として、とてもうれしい

*秋の講座も、楽しみ

*子供との共同作品ができてほんとうに素敵な時間、作品をありがとうございました

*うちではもてない時間が持っててありがたかった

うれしくなっちゃう、言葉の数々。。

このワークショップをしてみてわかった。

親子でやる、意味。

共有する時間。コミュニケーション。

出来上がった、作品より、過程が大切。

いつも、madoでいってることがここではっきり感じた。

とはいっても、作品もすばらしかった~。

ほんとうに、こんなに、貴重な経験をさせていただき心から感謝の気持ち

一緒に、時間を過ごしてくださった参加者の方々

お話を下さり、いっしょに作り上げてくださった、篠原さん。

会場つくりなどお手伝いしてくださった美術館の方々

最後になってしまったけど、

当日、やさしいオーラを出しつつ、さりげなく、ばっちり、サポートしてくれたNちゃん。

ほんとうに、ありがとうございました

このあと、、、、

篠原氏、Nちゃんと、やきとりくんで、ちょっと、一杯。

ここでの話は震災の被災地のことがメインだった。

福島の美術館などで、こちらからいってできることはないか・・・

きっと、いっしょに、やれることがあるはず。

また、アイデアを合わせていいことができそるといいな。。。