2か月ぶりに裏madoとしてレッスン再開しました。
(少人数で安全対策をして)
高1の海ちゃんの絵が急に変わりました。
お母さんに聞けば、コロナ自粛期間中に
ひたすら描いたり作ったりしていたそう。
何ページもあり、開くと驚くほどの緻密さ。
ちょっとは動いたほうがいいのでは?と心配するほど集中してたそうです。
緊急事態宣言以前から、
用心して引きこもりつづけ、
結果、とてもさびしーっくなってしまった私。
それにひきかえ、
彼は自分の世界を豊かに深めていました。
お母さんに
「海翔の生き甲斐を与えてくれて、感謝です」
と言われて、胸がいっぱいになりました。
思えばハンディキャップがあるんですけどと
初めてmadoに来てくれたのは10年近く前。
以来みんなと一緒に…。
この子のおかげで、思いがけない手法を
みんなでマネすることになったり、
美しい色合いに刺激を受けたり。
ある保護者の方は、
海ちゃん親子がいるとアトリエの空気が優しくなるねと言われました。
ほんとうに、
目先の損得や効率や、そんな世界でなくって
人の心の中にある
あたたかさや、優しさが引き出されて…
実は私やmadoのみんなが、
うまく言葉にはできないたくさんのことをもらっていることにあらためて気づいています。