アトリエmadoで、ここのところ毎年やる内容・・・生のさんまを触ってにおいをかいで、描く。
見たことや、食べたことはあっても、思う存分触ったことのある子はまれで、
はじめは、おっかなびっくり・・・
でも次第に大胆になって、それと同時にいろんな面白い言葉が飛び出します。
わ~、気持ち悪い。
血が出てる。
目がかわいい。
ここのところ、とがってて、手が痛い。
私が肛門の場所を教えると、うひゃ~と異常反応。かわいいのぉ。
口や、えらに指を入れたり・・・・。
口々に叫んでいた子どもたちも、いざ描きはじめると、びっくりするくらい静かになる。
熱中して熱くなったのかな?着ていたTシャツを頭に乗っけて、描いてる。
こちらは、前回の等身大のつづきを描いててるこたち。
おなかのところの色が、うまく出せないとべそをかいたり、途中で休みつつ描きあげる子
こんなに、かっこいい、縞模様なのに、
本人は下手になっちゃったと、不満そう。
本物を前にして、いっぱい触って、においを嗅いで・・・
アトリエmadoで、大切にしているところ。
五感を使って感じること。
子どもたちが、生き生きと感じて、歓声をあげる瞬間、一緒にいられるしあわせ。
感じたままに、のびやかな、タッチや色が、迷うことなく紙を染める。
とても気持ちよさそうに・・・
あるいは、自分の空想の世界に入っていく子も。
けれども、そうして感じたものの前で、創作をはじめると、
一部の子は、大人が思った以上に追及して、妥協しない。
ある時は、いじけたり、泣き出したり・・・。
私は今日はできなくてもいいんだよ、という気持ちで待っていると、こどもってすごくって
なんとか、途中で立ち直って、また描きはじめる。
ほんとうに、すばらしい。
自然がもっともすぐれた先生で、ここから、感じとり学ぶ力を持ってもらえたらいいなと、思う。。。